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2006年3月  20周記念年北の日本画展(北海道立近代美術館)   「祈り サンバハンの人々」 224×543cm
 
2006年 北海道で一番大きな美術館で展覧会をする運びとなる。
大作を出品したく思案する。
横幅は5〜6mにしよう。題材はBALI だ!
2004年暮、BALI に飛ぶ。
 

BALl の空港では古くからの友人家族が出迎えてくれた。

3度目のBALI 。いつものように彼らの住むウブドに直行する。
 
BALI はモチーフの宝庫。どこを切っても絵になる。
それだけに貼り合わせの絵になってしまい 血が通わない。
「本当のBALIの姿を描きたい!」
模索の日々がスタートする。
繰り返しスケッチをする。
簡単に構図は決まらない。
そんなある日 
友人といつものように食事をする。
彼女の10歳になる息子が目の前に座る。
いつもと変わらぬ風景。
ふっと、ひらめく。
そう、この子を描こう・・・
昨日儀式のため正装して学校に出かけた彼の姿がだぶる。
よし、中心は正装した彼の姿だ。
あふれるように構図が展開してゆく。
この町サンバハンの人々。お坊さん。優しくて世話好きな女たち。いつもジョークを欠かさない男たち。
アチェのTUNAMI のお祈りをする。
見慣れた南国の草花。夜と昼が交差する。
 
見たまま、感じたまま、体験したまま、この地に生きる人々。
すべてをこの絵に託した。